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富士山お中道と宝永山(須走口~御殿場口) [登山]

自己責任ルート おすすめはしません

2018年6月30日
快晴の天候、下界は30度超えの暑さの中、避暑を求めて富士山歩きに出掛けました。
結果的にちっとも涼しくありませんでしたけれど。



御殿場駅からバスで須走口5合目まで、約1時間乗車。

須走口登山道5合目を出発して、本6合目にある「瀬戸館」まで、緑豊かな登山道を行きました。そこからお中道に向かって登山道を離れるのですが、首元まで高さのある藪を漕いでの道探しは、かなり迷い時間がかかり、ここで「もう、お中道に行くのはやめようか」と不安になりました。
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ようやく藪から抜け出すと、白いペンキのマーキングを見つけました。しかし、しばらく進むまで次のマークがなかなか見つけられず、ルートがわかりませんでした。GPSで高度を保ちながら進みつつ、人工物のロープなどを見つけると安心したりして、どうにか進みました。
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途中で数か所、大きな沢を渡るのですが、まっすぐ沢に下りるには坂が急すぎるので、高度を上げる方向に斜め右へに渡って行きました。沢を渡り切って登るときは、楽な角度で登れるように斜め左へ高度を下げる方向へ。
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他に誰もいないお中道。景色はきれいなのですが、果てしなくこの景色、静寂、逃げ道がない、やっぱり怖さがありました。

アリ地獄のような、砂と砂利のサラサラの斜面はすぐに崩れ、砂が斜面を川のように滑っていきます。足は埋まり、砂面に置いてあるだけの石はすぐに転がって行ってしまいます。落石を起こしている恐怖で何度も足が止まります。はい上がるためにつかんだ石がゴロンとすぐに動いて安定していません。

こんなに身動きの取れない地をいつまで進めばいいのでしょう。

足をかけた大きな石が、転がってしまいました。ゴロンゴロンと加速していきました。「止まって!お願いします!」勢いを増して遠ざかる石を見つめているしかありませんでした。あんなのが当たったら ひとたまりもありません。さらに石は弾んで毬のように落ちて行き、息が止まる思いでした。運よく大きな岩に激突したその石は、こっぱみじんに爆発したかのように砕け散り、砂の中に吸い込まれていきました。


不浄沢、幻の滝の上流に当たるところには、ほんの少し水が溜まっていました。
この溶岩流の一枚岩の上はとても歩きやすく、ここを縦に登る人もいるそうです。
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この辺りからようやくマーキングがはっきり見つかるようになりました。

このマーキング、どうやら 御殿場から須走の向きからだと よく見えるような気がしてきました。

この日はとても天候が安定して晴天で、ふもとの田畑や家までくっきりと見えてきました。双子山がとてもきれいに見えました。
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強風や霧、雨だったら、とても危険だったと思います。

遠くに棒が立っていたのが見えて、それを目指してほぼ直進していきました。
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そこに着くと、高圧危険と書いてある建物でした。
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地図ではもう御殿場ルートのすぐ近くになりますが、まだ足元は滑る砂と石の斜面です。
ブルドーザーが下りて行きました。もうここは人が近くにいる場所なので、絶対に落石を起こしてはいけないと、ゆっくり慎重に進みました。


御殿場登山道に合流しました。安心しました。

歩きやすく整備された最高にありがたい登山道を、喜びをかみしめるように歩きました。なんてラクなのでしょう!登りなのにスイスイですよ。

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御殿場口6合目を過ぎて少し行くと、宝永山方向の表示が出てきました。
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プリンスルートと書いてあり、人がすれ違えない細い踏み跡があるだけの道でした。

馬の背に着くと、ものすごい強風で、怖いくらいでした。
宝永山頂まで行きましたが、あまりにも風がきつくて、すぐに戻ってしまいました。

御殿場ルートを下山しました。
時間はあったので、本当は 宝永山火口に下りて御殿庭、双子山方面へ行くつもりでしたが、お中道の緊張で疲れたので、慣れた道を選択しました。

人がいっぱいいるとホッとしますね。
下までよく見えます。
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御殿場口新5合目まで着きましたが、茶屋さんはまだオープンしていなかったので、またシーズン中にお邪魔したいと思います。

一度行ってみたかった須走~御殿場のお中道でした。

このバリエーションルートのように、管理されていないところを歩くことは、落石を起こしたり、落石の事故に自分もあう危険があります。 たまたま天候が良く、無事だったのは運がよかっただけだったと、自己を戒めないといけません。すみません。

お中道で出会った人は、須走下山道を下りて行った男性1人だけでした。

御殿場駅まで戻ってから
コインロッカーに入れておいた着替えや靴を取り出し、
人参湯へ行って さっぱりすっきりして、
今回は駅の反対側のお店に行ってみました。
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時間帯からしてお店は混んでいましたが、
静岡産の枝豆がおススメということで、いただきました。
味が濃くて美味しかったです。串焼きや、沼津港からのお魚のお刺身など、どれも美味しかったです。


登山道を外れるルートにつき、
おすすめしないし、たまたま運が良かっただけ、
ということを強調します。

富士山お中道と宝永山(須走口~御殿場口)に行った思い出 おしまい。









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