「エレクトーンについて」の苦悩、 けれど 前へ。

エレクトーンに青春をかけているお友達を思って
範囲の狭い話で恐縮ですが・・・


電気は 本当に 素晴らしいものです。
電気があるお陰で、豊かな日常があるのを知りました。

エレクトーンは、電気を使う娯楽用品だから 悪い物なのか？
少なくとも 今は 話題にも してはいけない物なのか？

たくさん たくさん たくさん考えました。
その上で、エレクトーンの話も 今まで通り発信しようと決めました。
このBLOGに辿り着いた方の検索ワードが、「鍵盤楽器」に関するものが 全く途切れないのが理由です。
震災後は 「ヘビーローテーションの弾き方」を検索される方が増えました。
おうちで 一人で練習してくれているんでしょうね。

電気が無くて 生きるのも大変な思いをしていらっしゃる人、
発電所で命がけで頑張ってくださっている人がいる今、
電気を使う娯楽用品のエレクトーンなんて、弾ける環境にいても 関わっていいのか？と、思います。
日本中にそう思って悩んでいる仲間がいっぱいいるはず…そう思います。

過去にさかのぼり考えました。
エレクトーンや電子ピアノ、キーボードのような電子鍵盤楽器ができたことによって、
高嶺の花だった鍵盤楽器が 一般家庭や教育機関に普及しました。
教育の場では、皆で一緒に奏でることを可能にし、夢や創造力、想像力や思いやりの心を、育んできました。
その確かな功績は 今 改めて讃えたいと思います。

楽器が奏でるものは、音楽です。
音楽は、人の心を元気づけ、励まし、和ませ、慰め、共に泣いてくれます。
その偉大な力を、今こそもらって明日の力にしていいと思います。

とはいえ、今は 音楽で励まして どうにかなる状況には至っていないと思います。
暖かくもならなければ お腹がいっぱいになりもしない 危険が減るわけではない 経済打撃をかわせることもない・・・

でも 一瞬の笑顔が見られるかもしれない。

発表会やコンクール、演奏会、音楽学校の受験、進学に向かって
頑張ってきた たくさんの皆さんが、
心を痛めながらも、まだ頑張れる気持ちになれるよう、できることがあるならば 何でもしたい気持ちです。

東北・関東にたくさんの音楽仲間がいます。何ができるか、先の長い未来を考えていかなければ。

お教室が休止になって寂しい思いをしているお友達や先生は、
心がギスギスしてきたら、
ほんの短時間、心を込めて大好きな一曲を弾くことによって、
心に優しさを取り戻し、人に優しくできるなら、
その電力が何倍、何十倍、どれだけの価値にでも膨らむと思います。
そして 電気が使えることに 感謝いたしましょう。

とは言いつつ、自分のためだけにエレクトーンに通電するつもりはない。私はもう何十年も弾いてきたからね。



この記事を不愉快に思われた方にはお詫び申し上げます。


再び、豊かな日本の象徴のひとつであるエレクトーンが
何年 何十年かかっても 日本中に鳴り響くことを 願って、
細くても長く 話題にしたいと思います。


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次回から、一ヶ月前に聴きに行ったエレクトーンコンサートのレポートをUPします！











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タグ：エレクトーン 電気 教育 教室 音楽 鍵盤楽器 想像力 創造力 日本 優しさ 思いやり