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横浜マラソンの思い出③/もうすぐ南部市場~高速道路 [横浜マラソン2015]

前からの続き、16km地点磯子辺りから。

太もも前とふくらはぎの強烈な痛みとだるさに襲われ、何度も止まりガードレー
ルにつかまってストレッチをする。ちょっと伸ばすと楽になるような気がした?
いや、そうでもない。あんまり変わらない。次の給水所を楽しみにする。バーテ
ンダー給水がそろそろだよな。と・こ・ろ・がーーー!!!片付けてる。ショッ
ク。終わっちゃったんだぁ、残念。

歩道の人々の中に、娘がいないか探す。目が疲れる。頭の中がグルグルしてきた。探すの辛い。杉田のどこにいるんだー。あれほどRun for Kidsの応援団と一緒にいてと頼んだのに言ってる意味がわかってもらえない。イライラ。

この道路は、一人で練習に何度も走って馴染みがあった。バス停の名前も覚えた。
あといくつで南部市場~ふー
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やっと市場の敷地に入ると、「奥にイチゴがあるよー」と応援されて、それを励みに進む。イチゴ、イチゴ。
「今 無くなっちゃたのよ ごめんなさいね」
ガーン。
ここでもラッキー給食にありつけなかった。もっと早く来なくちゃダメなんだ。

よーし、折り返し。夢だった高速道路走行はできそうだ。

もうすぐ高速道路入口というところで、家族発見。あー良かったです。Suicaを娘に渡す。モヤモヤも吹っ飛びました。頑張ります。応援ありがとうございます。気をつけて帰ってね。少し前に田村亮さんが通過したそうです。


高速道路!
大きくパワーチャージができて、嬉しい高速道路の上り坂、ここは無理せず歩いて上ることにしている。ゲート通過。ハレて高速道路に乗ることができて、とても嬉しい。
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写真:オールスポーツコミュニティ

以前から言われていた「高速道路は地面が硬い」という心配は、マラソン完走が目標のレベルの者が履く厚みのある靴底では、地面の硬さの違いなどわからず、問題なかった。

遠くの緩やかな上り坂はランナーで埋め尽くされ、色が鮮やか。キレイ。
マジック(手品)給水では、「えーっ!どうなってるの?!」と立ち止まって見入ってしまった。苦しみを紛らわせてくれて感謝。

昨日、給水場の応援団に注目したテレビ番組があり、そこに出ていた方々の生パフォーマンスを見れて、「昨日テレビ見たよー」と声かけさせてもらったら笑ってくれて嬉しかった。

高速道路はアップダウンが激しいとは聞いていたけれど、既に太ももとふくらはぎが破裂しそうな足では、上りだろうが下りだろうが辛さしか感じなくなっていた。左右に傾斜がある道路で、前に進む力が無くなった私は、低い方に引っ張られて斜めに進んで行ってしまい、歩いて修正するようだった。トリックハウスの壁沿いを横腹を擦って移動するみたいな。ここは先々いろいろな攻略法を見つけ出す楽しみができた。

練習で走ることができた最長距離の26kmの看板を越えられた時は嬉しく、その後は1km毎に記録を更新していくのに感動しながら進んでいた。
給水のたびに太ももとふくらはぎに水をかけて冷やし、靴には水がかからないように気をつけた。
ラッキー給食に1つだけありつけた。
ウィッシュボンのグラノラバーだ。嬉しかった~。

給水場がたくさんあるので、とても心の支えになった。もうちょっとだから頑張ろうと、短い間隔で励ましてもらえて。

今思えば、痛いふくらはぎをストレッチして良かったのか、度々止まって筋を伸ばしていた。ストレッチした直後は気持ち良いが、どうやらここまで傷んだ状態ではやっちゃいけなかったよう。

給水場の応援がないところでは、誰も声を発することなくただ走る音だけがする。
ようやくみなとみらいの街並みが見えてきて、あそこまで行くんだな、あと、たったの皇居2周だ!と自分を奮い立たせた。

夢のような高速道路が終わり、一般道へ下っていく時、D突堤帰りでゴールへ向かうランナーの流れを右に見て、私ももうすぐだからと、気持ちは少しも途切れなかった。

この先、D突堤~ゴールまでの様子は
次回へ続きます。




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