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横浜マラソンの思い出②/スタートから16km地点(磯子付近)まで&関門通過予定表 [横浜マラソン2015]

前回は 横浜マラソンのスタートまでのことを書いたので
今日はその続きです。

スタートの列を水の流れに乗るように進んでいき、剛力さんや市長さんたちが見送ってくれる華やかなスタートゲートを過ぎると、流れが一気に加速した。
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↑(普段の みなとみらい大橋。懐かしいなぁ。)


周りの進み具合が自分の走力より速いのだが、さらにもっと速く行けそうな気がした。気持ちがとても高ぶっている。こんなワクワク感は人生の中でもそんなに数多く得られるものではないだろう。そんな状態も、楽しみにしてきた横浜マラソンのスタートに立てた喜びが爆発している自分には当然のもので、心地良く酔ったようにはしゃいでいた。ビルや歩道橋からもカメラを向けられ沿道の応援もたくさんいらっしゃって、そのすべてに反応し手を振って走った。

しかしここまでの話は、なんとまだスタートの直線のこと。先は果てしなく長いのに・・・。
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> > > 横浜市場への緩い下り坂やみなとみらいへの上り坂を、自分と同じ
Run for Kidsの黄色いTシャツを着たランナーを見つけては、
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「ランまるさん頑張りましょう!」
と叫んで追い抜き、NHKラン×スマの田村亮さんと撮影クルーの方を見つけて後ろをしばらくついて行く。

赤レンガ倉庫を過ぎると給水だ。すごいコップの数!大応援団!大興奮。ありがとうございます。それからしばらく沿道の応援は途切れることなく、マリンタワーの前の
Run for Kids の大応援団に圧倒、みんなにハイタッチして、超はじけて ありがとうを伝えた。

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↑(もっと暖かくなってからの横浜公園です)
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山下から本牧への区間は今までと様子が一転して、沿道の応援の方がほとんどいない。走る足音と服の擦れる音と息づかいしか聞こえない静寂の中に、ぎっしりランナーが繋がっている。
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普段ここは大きなトレーラーやタンクローリー、ミキサー車などがたくさん行き交い、歩行者はほとんどいない道だ。その車道をランナーが埋め尽くし、車の音が無い。不思議な空間だ。今日この沿道のガソリンスタンドは営業ができないし、流通も止まる。それでも横浜マラソンに協力してくれている。たくさんの力をいただいて私たちは走ることができる。なんという偉業。感謝でいっぱいだ。
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高速道路の下の道に入るとまた気持ちが切り替わる。和太鼓の応援が静寂を打ち破り、気持ちが高ぶってくる。さらに進むと「頑張って!」というかわいい声援が頭上から聞こえ、ゴーッと轟くおじさんたちの「おー」と驚くたくさんの声と、上の高速道路から顔を出している男の子にビックリ!「危ないよ~」と思わずおばさん叫んじゃったよ。応援してくれてありがとう。
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> 根岸にはRun for Kidsの大応援団が待っていてくれると思い、楽しみに走っていき、大声援を受け、パワーチャージ。家族もこの辺りに応援に来てくれている予定だったので、歩道の人々の中から家族を探しながら走った。それが酷く疲れることだと後に知ることになる。


本牧辺りからトイレの混み具合を気にしてきたが、15km地点ニトリの前のトイレが比較的空いていたので並んだ。ストレッチをしたり家族に電話をかける。家族とは杉田の往路か高速手前で会えそうだった。トイレは和式で太もも前が引っ張られた。


トイレのロスタイム17分。再スタート。もう田村亮さんも5時間のタイムキーパーさんもいない。気にしていた根岸の関門は通過できた。

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さて ここで 関門通過予定表の登場です。
~1km8分で完走を目指す~
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↑(事前に計算しておいた関門通過予定。根岸のプールセンターの関門はゆっくりランナーの私には厳しい。)
(スタートまでに30分かかるだろうと言われていた。しかし、1km8分ペースで走る予定でいる私にとっては、8:49までにスタートしなければ 第4関門・根岸で早々に関門に引っかかる計算だ。)
(第4関門・根岸 10:47の関門をどうしても突破せよ!)
(第7関門・首都高56.1kpまで も 油断するな)
(第11~12関門・山下から赤レンガも時間短いので注意)

(というふうに、目標というか予定を立てていました。)
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あとは
娘にSuicaを渡し(今日の電車移動はSuica必須なのに、娘のSuica私のカバンに入ってるじゃん・ウエストポーチを占領しているSuicaを早く渡してしまいたいのだ・なんか余裕だね、娘を気にして走ってるなんて)、
南部市場を通過し、
高速道路に入れれば本望だ。


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いつも練習で走り慣れている高速道路下、あと数kmで折り返す。ところが、走り始めて間もなく、
突然両足とも太もも前とふくらはぎが強烈な筋肉痛のようになり、だるいというのか重いというのか、動かなくなったのだ。

今までに最長で26km走れていた。走っている最中に足がこうなったことは一度もなかったし、途中で走れなくなるとしたらハンガーノック。だから水分栄養補給の対策しか準備がなかった。まだここ16kmだよ。えー!

> 失速。

後から考えれば、早々に失速する原因はいくつもあったので、反省しこれから練習と経験を積み、無知な初マラソンの初々しい思い出として生涯忘れない宝物を得たのだが、

・・・残りどれだけあるのよ、話は次に続く。゚(゚´Д`゚)゚。。


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