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COMPOSITIONS 2011【4】三宅康弘さん [エレクトーン]

COMPOSITIONS 2011【4】三宅康弘さん
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COMPOSITIONS 2011 ~エレクトーンのための作品コンサート~
2011年2月26日(土) 16:00開演
ヤマハエレクトーンシティ渋谷 メインスタジオ
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素人なりの 超・個人的な感想を書いています。
いろいろ 勘違い等あるかと思いますが、お許しくださいませ。
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4.
三宅 康弘
「Believe ー信ジルチカラ」 Believe-think possible! 【初演】
(桑原哲章氏委嘱作品)
ELS-01X・ELS-01C:桑原 哲章
演奏時間10分


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プログラムに記載の作曲者ご本人のコメントをそのまま転記します。

三宅氏コメント__________
生きていくことはすべて、信じることから始まっているような気がします。きのう食べたものが安全だったかどうか、いま足元の床が抜けてしまわないかどうか、あす宇宙人が地球に攻めてこないかどうか(笑)。
心配し始めたらキリがありませんし、何から何まで疑っていては生活できませんよね。
電子オルガン、そして現代音楽については悲観的な意見もありますが、どうなるか分からない未来については「ぜったい大丈夫。うまくいく!」と信じる力って強いと思います。
聴衆のみなさんに、私が音に託したメッセージが届くことを信じて・・・。
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舞台上には ELS-01X と ELS-01C が 向きあってというのか 背中合わせにという
のか 配置されて、奏者は左のELS-01Xで演奏を始めました。
Believehaiti.JPG

爆発音が印象的な始まり。
作曲者も演奏者も 音楽界、エレクトーン界で 超ベテランの域に存在するお二人
ですから 音楽の重みも貫禄も十分。作曲の三宅さんは、奏者の桑原さんと長く
交流があり、委嘱作品として 音楽が奏者の風貌とか雰囲気とか仕草にピッタリ
合っていて、聴いていて心地良いです。
自由なテンポで始まった最初の部分が過ぎると、一定のリズムに乗った軽快でコ
ミカルな面を持った部分に突入。
さらに進んで、演奏の中盤に入る頃、奏者が一瞬 横を向いて 客席の聴衆に ニヤッっと いたず
らっ子の顔をする。その後 始まったことが、
「もー なにやってんの 信じられない・・!」
というのが 私の心の声。。。信じろっていう曲なのに 信じられません。
奏者が後ろに手を伸ばし、1音だけ ポンと打鍵、エフェクト系の何かをかけてあ
るのでしょうが、その音が 変わったリズムを刻みながら ずっと鳴り続けていて、
それに合わせるように 元の楽器を引き続けています。
奏者も作曲者も、エレクトーンを熟知した方達であることを強く実感します。
なんだか 信じられないことの連続だったような曲で、最後に私はとても爽快な
笑いが出てしまいました。

演奏後に 三宅さんが舞台上に呼ばれ、曲について解説してくださったこと・・・
爆発音に 一番遠く深いリバーブ(=残響)をかけようとした。
楽器で一番遠くて深い設定がキャニオンという名前で2km位の遠さで、それより
もっと遠くからの音を出したかったので 楽器を2台設置し、一方のスピーカーは
客席後方に置いて、後ろから聞こえるようにした。
すごく遠く~リバーブゼロ顔の前 の場所の広がりを出したかった。

コンサートの進行上 あまり時間が無くて 三宅さんのお話が短くて残念でした。
他にもっと曲を作る上で考えたいろいろなことを話してもらいたかったし、
もう一度聴きたいと思うし、びっくり玉手箱のような、次から次へと仕掛けが飛
び出すアトラクションのような、巨大な手品のような、どうなってるのか気になっ
て仕方ないと思う、趣きのある大曲でした。

電子オルガン、現代音楽の どうなるか分からない未来については、
このお二方がいらっしゃる限り、 絶対大丈夫だと信じられます。
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素人なりの 超・個人的な感想でした。

間違い 勘違いがあったら メールを。

COMPOSITIONS 2011 記事
まだまだ続きます。
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