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「いつもいっしょに」 の読み聞かせをして [本 書籍]

いつもいっしょに
こんの ひとみ 作 / いもと ようこ 絵
金の星社
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元HPの日記に先週書いた 小学2年生のクラスで読み聞かせをした本です。

本を読み始める前に
「このお話は くまさんとうさぎさんが出てきます。
あなたは、くまさんですか?うさぎさんですか?」
と言ってみました。
一人、男の子が
「人間だから なれないよ」
と言いました。
読んでいる最中は みんな じーっと聞き入ってくれていました。
読み終わってからは 何も言及せず ニッコリ 挨拶だけして帰ってきました。

数日してから 息子から私に伝わってきたことですが、
あの後 自由時間に児童たちだけで くまか? うさぎか? の 論議になったそうです。

その時 みんなが 自分は くまだと言ったそうです。
思ったことを言葉でちゃんと伝えよう とか
いやなことをされたら やめてと言おう とか
そういう指導を入学時から受けているのですから
くまのようにはっきり言えるのが良いこと と 思うのは当然だと思います。
くまが良くて うさぎは悪い というように捉えたのでしょう。
ひとまず 集団でのそんな話し合いが一段落ついた後、
一人の女の子が こっそり息子のところに来て、
「私は 恥ずかしくて 思ったことが言えないから うさぎだよ」
と 言ったそうです。なんてカワイイのでしょう。。。

一つの本をみんなで読んで みんなで気持ちを言い合うことは とてもいいことだと思うし、
そんなことを子どもたちだけで したということを とても嬉しく思いました。

けれど、小学2年生だと そういう感想になるのね・・・
と 別の意味で へーーーー!と 発見がありました。

様々な年代に対して 様々に投げかけてくれるこの話は、
子供のうちから 時折 時折 繰り返し読んでみることで いろんな想いを膨らませてくれる
ずっと大事に持っていたい一冊だと 改めて思った次第です。

そばにいてくれるだけで しあわせ
伝えることの大切さ

私のようなオバサンが一人で部屋で読んだら 実は 涙なしでは読めないのだよ・・・
どんな状況の人にも 大切な、とっても大切なのに忘れがちなこと。
みんながこの本を読んでいたら ぶつかり合いなんか とても減ると思う。

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